大町に入ると「大黒天」の石像が目立って多くなります。何故でしょうね?。
大町市には大黒町という名の町もあります。その近くの追分にある大黒天が代表的で古さも大きさもりっぱです。おみごと。
大町北部の大黒天。↓
安曇野には、数多くの道祖神がありますが、大黒天がないわけではありません。
逆に大町も大黒天ばかりというわけではなく道祖神がないわけではありません。
松川村あたりから大黒天が増えるような気がしていますが・・・、その比率が南安曇と北安曇では違う・・ということなのでしょう。何故でしょうね?。
借馬に入る道(左)の大黒天。↓
木崎集落の大黒天。↓
仁科神名宮付近にあった大黒天。↓
大黒さまは大国主命の化身とも言われます。
大町には、この地方の豪族であった仁科氏に由来するものが数多く残されていて、その繁栄ぶりがしのばれます。
その昔、仁科氏の祖先が糸魚川方面からこの地にやって来るのですが、この仁科氏の祖先が大和朝廷に仕えていたようなのです。京の文化の取り入れに
積極的で、伊勢から勧請したと言われる仁科神明宮(国宝)は伊勢神宮と同じ20年毎の式年遷宮が行われていた記録が残っています。仁科氏の信州入りと大黒天の石像は
何か関係があるのでしょうか。
大町市からは後立山連峰が大きく見えます。
今回は山岳博物館から見る爺ヶ岳と鹿島槍ヶ岳、がおまけ。
満開の桜とのコラボですよ。↓
つづく・・・。
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