頭山の集落を過ぎますと岩木越えの古道があります。今はほとんど使われていないようで人の歩いた形跡はありませんでした。
姫川も今は堤防ができて、はるか先を流れていますが、昔は、この頭山の集落近くまで河川だったのではないかと思われます。虫川との合流とも相俟って川幅は
もっともっと広かったんだろうと思います。頭山の集落は、山沿いに張り付いたようにありますし、それゆえ、集落を伝い、この岩木の山越えを利用して塩の道は
続いていたのではと思いました。
頭山集落の塩の道。↓
岩木越えの入り道。↓
道標もありきれいに草刈がしてあった。↓
草を刈った道を行ったら祠があった。↓
左、祠へ行く道。直進が塩の道。草の中を行く。↓
写真のように道標もあって草刈もしてあったので迷うことなく見つけられたのですが・・、そのまま、辿って行くと祠に行き着いてしまいました。草刈は、祠に行くためで
あったようです。塩の道は、手入れもされていない草の道でありました。
人の歩いた形跡はなく、その証拠に道にはところどころクモの巣がかかっていましたし、伸びた草も踏まれた跡がみえません。これまで荒れた道には大分慣らされてきました
が、歩いた時期も6月でしたからこの道が一番の草ぼうぼうでした。それでも、要所要所にリボンがつけてありましたので、あまり迷わずに行くことが出来ました。
クモの巣のかかる道。↓
草薮のトンネルとなった道。この先に果たして道はあるのだろうか?。↓
りぼんが道しるべ。助かります。↓
倒木にもりぼんが・・・、ここは越えるしかない。↓
途中、海の見える場所がありました。ここを「佐渡見平」と呼ぶそうです。この日は、かすんでいて佐渡は見えませんでしたが、日本海が見える最初の地点ですので
(やっと、ここまで来たか〜)と素直に思いましたネ。
分かりにくい急な下り坂や岩道、草薮を、どうにかこうにか無事に進み、出たところは発電所の中でした。
見晴らしの良い「佐渡見平」より日本海が見えた。↓
岩の間を行く。ここだけ涼しい風が吹いていた。↓
最後の草薮を行く。↓
やっと終わりが見えた。↓
そこは発電所の敷地内?でありました。↓
ここは進入禁止区域かもしれない、と思いながら発電水路の下を行く。↓
これは、私見ですが、もしかしたら、昔の塩の道は、この水路を横切っていたのかもしれませんね。というのは、この先に堤防跡というのが残されていますので、
そこまで山道が続いていたのかも・・・、と思いました。
さぁ、次はいよいよ日本海へ…、
つづく・・・。
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