大峰峠に行く途中に「山の坊」の集落があります。須合の次の最終集落で、この集落から峠に向かう古道が残っています。ここには雪椿が咲いていました。
この古道も、道標は見当たらず、入口が分かりませんでした。たまたまいた民家の方に伺って知ることができました。集落があっても人の姿はなかなかないので
ラッキーだったかもしれません。
この道も使われたようすはなく踏み跡も見えませんでした。草一面の道を歩き、倒木を越え、道にはみ出す潅木を避け、笹薮と残雪を踏みしめて行きました。ほと
んど道とは思えないところを歩いていますと杉林の淵に広めの道があり「雪椿」が咲いていました。
薄暗い場所でしたので、赤い花がひときわ目立っていました。
山の坊の集落。↓
集落の一画からの古道入口。↓
傾きかけた小屋がありました。↓
すみれの咲く草むらを行く。↓
まだ残る雪を踏みしめる。↓
「雪椿」の咲く古道。↓
「雪椿」は日本海側の雪深いところに咲く花だそうです。あとで知りました。なんか日本的な名前ですよね。そして女性的で情緒的な名前でもあります。咲いてい
なければたぶん気づかなかったと思います。良い時期に歩いたなぁ〜・・、と思いました。
そして、杉林を抜け明るいところに出るとそこは林道で終点です。ここには道標がありました。ですが、何も書かれていなくて何の道標かは不明です。ですが、お
そらく「塩の道」のための道標であったのだろう…と思いました。
覆いかぶさる潅木の古道を行く。↓
林道と合流、古道の終点です。道標もありました。↓
道標はありましたが、壊れた?か外した?かは不明です。↓
そして、車道を歩き大峰峠に向かいます。今回はここまで・・・。
つづく・・・。
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