いよいよ来たかアレチウリ(2006年9月17日)

アレチウリ
穂高川の土手に「アレチウリ」がはびこっていました。
この土手の散策はもう十年を過ぎますが、この付近での「アレチウリ」は初めてです。

アレチウリ対策の報道もありご存知の方も多いと思いますが、「アレチウリ」は、つる性の外来種で草木を覆いかぶさるように 伸びてゆきます。そのため、日光をさえぎることにより他の在来植物を駆逐すると言われている問題種です。
信州でも千曲川や松本の女鳥羽川などで駆除作業が行われています。 安曇野では犀川などで「アレチウリ」を見ましたが、この穂高川では、今年になって初めて見ました。 (いよいよやって来たか・・)と感じざるを得ません。
アレチウリ
ところで、今までは生息していなかったこの場所に、何故、突然のように「アレチウリ」が出てきたのでしょうか?。

アレチウリ
この場所で変化があった・・とすれば、一昨年(2004年)の豪雨でしょうか。濁流で土手が削られてしまい、そして、その修復工事が 行われました。
削られた土手を修復し、さらに川側へ3メートルほど盛り土を施して工事は終了しました。(写真参照)
アレチウリ
「アレチウリ」は、その盛り土部分に出ていました。

考えられることは・・・、
運び込んだ土に種があった・・か、
重機などについて来た・・か、
のどちらかでしょうね。
アレチウリ
対岸から見た「アレチウリ」の現場です。
アレチウリ
もともと、この辺りの土手には「クズ」が密集しています。「クズ」もつる性で土手を覆うほどはびこります。

対岸側は「クズ」でびっしりです。
アレチウリ
「アレチウリ」は、今のところこの部分だけで、その横には「クズ」が生えています。
同じつる性の植物「クズ」と「アレチウリ」。二つがぶつかるとどうなるのでしょうかねぇ〜。
素人考えで申し訳ないですが、少し興味あるところです。その後の様子も観察してみようと思います。
アレチウリ
そんな「アレチウリ」にも花が咲き、ハチがやって来ていました。