bS16「紋付鳥」
ジョウビタキは冬鳥として飛来し、里山の林縁や人家の庭などでよく見かける。 我が家の庭にも毎年訪れ、一端に縄張りを主張している。

漢字では「尉鶲」で、尉は翁=老人の意。銀ねずの頭部を白髪に見立てた。 鶲はその鳴声のひとつが、火打石を打つ音(火焚き)に似ていることに由来するという。

地方によっては黒い羽に白い紋があることから「紋付鳥」とも飛ばれる。今回、ヌルデの実を啄ばむオスの飛翔を撮影 したが、紋付の着物どころか立派な袴を着用していることに気付いた。紋付鳥はなかなか的を射た名前だと思った。

写真:2008.2.10 安曇野市
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