bS06「早春の山路」
見事に澄み渡った青空に、アルプスの山々の白い峰が眩しい一日となった。気温も上がり越冬したチョウたちが盛んに活動を始め ていた。

雑木林の間を走る林道では、ヒオドシチョウ、テングチョウ、スジボソヤマキチョウが活発に飛んでいた。いずれも成虫で冬を越 したチョウたちだ。このうち、ヒオドシチョウとテングチョウは太陽に向けて翅を広げ縄張りを作っていた。侵入するチョウがあ れば即発進して激しく追い立てる。同種のオス同士が絡み合い、らせんを描くような回転飛翔もよく目にした。

スジボソヤマキチョウは産卵体勢のメスをよく見かけた。もう卵の産み付けられたたクロウメモドキ(食樹)にがあるに違いない。

写真:2006.3.25 安曇野市
写真No1(テングチョウ1)
写真No2(テングチョウ2)
写真No3(ヒオドシチョウ1)
写真No4(ヒオドシチョウ2)