bR94「イチモンジカメノコハムシ」
ムラサキシキブの葉上で見慣れない幼虫を見つけた。面白いのは、いか めしい突起で覆われた体の上に、蓑のようなものを乗せていることだ。 とても体を隠しきれているようには見えないが、どの幼虫も乗せている ので、これが習性となっているようだ。
この虫の名は「イチモンジカメノコハムシ」。幼虫も成虫もムラサキシ キブの葉に付く。ジンガサハムシの仲間の最大種で、体長は8mm前後。 円いスケルトンの体が特徴である。
蓑のように見えるのは自分の脱皮殻や糞だそうで、どのようにして背負 うのか一度観察してみたいものである。
また、過去のアルバムの中からジンガサハムシの仲間を集めてみたので、 ご覧いただきたい。

写真1:成虫 2003.6.29  
写真2:幼虫 2005.7.23 松本市安曇
写真3:ジンガサハムシ 2005.05.01三郷村
写真4:アオカメノコハムシ 2002.5.22 白馬村
写真5:セモンジンガサハムシ 2002.5.4 堀金村

写真No1(イチモンジカメノコハムシ成虫)
写真No2(イチモンジカメノコハムシ幼虫)
写真No3(ジンガサハムシ)
写真No4(アオカメノコハムシ)
写真No5(セモンジンガサハムシ)