bR92「ベニカミキリ」
木曾谷には懐かしい里山の景観がほどよく残っている。傾斜地を含んだ野面や畦も草刈が行き届き、今も地域の人々のつながりが深いことがう かがえる。
ナンテンの花には美しいベニカミキリが訪れていた。竹林に発生するカミキリで安曇野界隈では少ない種である。ふと見渡せば周囲にはまとまっ た竹林がそこかしこに残る。昔ほど竹が生活に利用されることはないだろうから、竹の害虫である彼らも目くじらを立てられることは少なくなっ ただろう。
畦の植物も在来種が多く、ジャコウアゲハの雌がゆったりと舞っていた。民家の垣根でオオバウマノスズクサを見かけたので、これを食べて発生 していると思われた。

写真:1〜5 2005.7.16 木曾谷
写真No1(木曽谷風景)
写真No2(ベニカミキリ1)
写真No3(ベニカミキリ2)
写真No4(木曽谷民家)
写真No5(ジャコウアゲハ)